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native2asciiで変換された文字列をもとに戻す・reverseオプション

JDK11では削除されているnative2asciiコマンドですが、JDK8などを利用している方も多いと思いますので、
native2asciiコマンドで\uXXXXに変換したファイルを逆に戻す方法を以下に記します。
何が書かれていたっけ?と確認したいときがありますよね!?

確認環境

  • Ubuntu 18.04.4 LTS
  • OpenJDK8

動作確認

native2ascii コマンドの reverse オプションを使って\uXXXXを戻してみます。

  1. 以下のようなファイルを準備しました。
    $ cat text.txt
    あいうえお
    かきくけこ
    さしすせそ
  2. native2ascii コマンドで\uXXXXに変換されているのが確認できます。
    $ native2ascii text.txt 
    \u3042\u3044\u3046\u3048\u304a
    \u304b\u304d\u304f\u3051\u3053
    \u3055\u3057\u3059\u305b\u305d
  3. 変換した\uXXXXを native2ascii オプションの -reverse オプションを使って戻してみます。
    $ native2ascii text.txt | native2ascii -reverse
    あいうえお
    かきくけこ
    さしすせそ

ファイルに出力したい場合はリダイレクトを使えば実現できます。

  1. 対象ファイル
    $ cat text.txt
    あいうえお
    かきくけこ
    さしすせそ
  2. native2ascii で \uXXXX に変換しファイルに出力
    $ native2ascii text.txt > text.txt.out1
    $ cat text.txt.out1 
    \u3042\u3044\u3046\u3048\u304a
    \u304b\u304d\u304f\u3051\u3053
    \u3055\u3057\u3059\u305b\u305d
  3. 変換されたファイルを指定し、-reverse オプションでもとに戻しファイルに出力
    $ native2ascii -reverse text.txt.out1 > text.txt.out2
    $ cat text.txt.out2 
    あいうえお
    かきくけこ
    さしすせそ

以上、native2asciiコマンドのreverseオプションを使ってもとに戻す方法でした。


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Last-modified: 2020-05-17 (日) 13:13:24